令和2年度 第3回太陽光分科会(オンライン開催) 開催報告

 令和2年度 第3回 太陽光分科会が令和3年3月23日(火)午後1時30分から4時30分に開催しました。
 今回は感染症対策の観点から完全リモートのウェビナー形式となりましたが、80名の方の参加を得て開催されました。
 太陽光発電はFIT制度のもと設備の導入が急速に進み、再生可能エネルギーのなかで大きな割合を占め主力電源としての一翼を担っています。一方で、多くの施設の中には不適切な施工・運用により、保安や環境の観点から問題となる例もみられるのが現状です。また、卒FIT時代を迎え、太陽光発電の持続的な運用にあたって、従来とは異なった視点からのアプローチが必要となっています。
 今回の分科会セミナーは、上記の観点からの太陽光発電設備のO&Mに関する最新の情報の提供を目的として開催いたしました。
 
 分科会会長であるFREA大関崇研究チーム長の開会あいさつに続き、以下の講演が行われました。
  (1)電力保安行政の最近の動向  経済産業省 大神 広記 氏
  (2)事故例が教える太陽光発電に関する保安上の課題  公益社団法人 東京電気管理技術者協会 鈎 裕之 氏
  (3)低圧システムの構造設計の傾向  一般社団法人 構造耐力評価機構 高森 浩治 氏
  (4)太陽光発電に求められるアセットマネジメント  株式会社CO2O 森本 晃弘 氏

 講演は、行政および実業の両側面から多くの実例を引いた濃い内容のもので、参加者の方からの質問では、講演に対する高い関心が伺えました。

※福島県再エネ研究会会員の方は、会員専用ページより資料等がご覧になれます。