「令和3年度 第2回福島県再生可能エネルギー関連産業推進研究会(オンライン開催)」開催報告

 9月27日(月)「令和3年度 第2回福島県再生可能エネルギー関連産業推進研究会」が開催されました。

 会では再エネ研究会 服部会長の挨拶に続き、福島県商工労働部 次世代産業課課長鈴木章文様から「福島県における再エネ・水素分野別の取組の方向性」(案)~2050 年カーボンニュートラルを踏まえた産業面からのアプローチ~についての概要説明がなされました。
この中で、この2月に「福島県 2050 年カーボンニュートラル」 が宣言されたこと、これを受けて福島県商工労働部は、震災と原発事故以降長きにわたり、培ってきた再エネ関連産業や水素関連産業を総動員し、エネルギー・エージェンシーふくしまをはじめ県内関係機関とも連携を深めながらカーボンニュートラル社会の実現を目指していくこと、同時に多くの関係者が、中長期的に取り組みを継続していくため、次世代産業課とエネルギー・エージェンシーふくしまは、県内を含めた国内外の現状等を把握した上で、再エネ関連産業や水素関連産業に関する今後の取り組み(支援)の方向性を示すこととした、等の趣旨が説明されました。

 続いてエネルギー・エージェンシーふくしまの再エネ各分野の専門コーディネーターから、今回県とエネルギー・エージェンシーふくしまが取りまとめた各分野における取組の方向性(案)の説明がなされました。
はじめに再エネの7分野の全体概要の説明がなされ、次に重点分野である太陽光,風力および水素の各産業分野における外部動向、県内の現状、今後の取り組み方向性およびロードマップが説明されました。
とりわけ太陽光、風力については県内の市場動向など今後の事業ポテンシャルについての最新データも併せて紹介されました。

 会の最後には、日本政策投資銀行の飯田一之様による、「金融機関から見た国内外の再エネ・水素のトレンド」と題しての特別講演がありました。特別講演では政府のグリーン成長戦略、カーボンプライシング、ESGならびに国内外における水素関連の投資動向など、今後の脱炭素社会へ向けての投資視点からみた様々なアイテムが紹介されました。

 今回の全体会参加者へ依頼したアンケートには多数のご意見が寄せられており、これについては機会を見てご紹介できればと考えています。
 なお、再エネ関連産業や水素関連産業を取り巻く状況変化は著しいことから、取り組みの方向性については県内事業者の皆様のご意見やご要望を反映する形で随時更新し、見直しを図っていくことが想定されています。

◆ 日 時 : 令和3年9月27日(金)午後1時30分~午後3時30分
◆ 場 所 : WEB開催(Teams使用)
◆ 内 容
 〇 あいさつ 福島県再生可能エネルギー関連産業推進研究会 会長 服部 靖弘
 〇 再エネ・水素分野別の取組の方向性(案)について
   ①概要説明
    福島県 商工労働部 次世代産業課 課長 鈴木 章文 氏
   ②分野別における取組の方向性(案)説明
   ・分野全体概要説明、太陽光分野の詳細説明 
    エネルギー・エージェンシーふくしま チーフコーディネーター 柿崎 隆夫
   ・風力分野の詳細説明 コーディネーター 小林 俊行
   ・水素分野の詳細説明 コーディネーター 渡部 修
 〇 特別講演
   「金融機関から見た国内外の再エネ・水素のトレンド」
    株式会社日本政策投資銀行 産業調査部 課長(エネルギー分野担当) 飯田 一之 氏

    

※福島県再エネ研究会会員の方は、会員専用ページより資料等がご覧になれます。