2019/06/04
先週5月23日に行われたステート・オブ・グリーン(デンマーク)に続き、バスク・エネルギー・クラスター(スペイン・バスク州)と再生可能エネルギー分野での連携覚書が5月30日木曜日(現地時間)にビルバオ市(スペイン・バスク州)で締結されました。
スペイン・バスク州はスペイン北部に位置する自治州であり、世界のトップ4の風力タービンメーカーであるシーメンスガメサが本社を置く風力産業の盛んな自治州です。バスク・エネルギー・クラスターは1996年に設立されたバスク州の再生可能エネルギー関係機関であり、バスク地方のエネルギー関連大手企業(エネルギー事業者、部品及び機器製造業者)、バスク州科学・技術・イノベーションネットワーク並びにエネルギー分野に関わる行政機関から構成されています。
今回の覚書締結は平成29年11月の「エネルギー・エージェンシーNRW」(ドイツ・NRW州)、平成30年9月の「再生可能エネルギー・ハンブルク・クラスター」(ドイツ・ハンブルク州)、令和元年5月の「ステート・オブ・グリーン」(デンマーク)に続いてエネルギー・エージェンシーふくしまが海外先進地域の再エネ推進機関と結ぶ4つ目の例となります。
締結式ではバスク・エネルギー・クラスターのホセ・イグナシオ・オルマエチェ代表とエネルギー・エージェンシーふくしまの服部代表が連携の覚書を締結しました。バスク州経済相ハビエル・サラオナンディア副大臣、福島県商工労働部産業創出課宍戸課長、在スペイン日本大使館山田一等書記官が来賓として参加しました。
※連携覚書について
(1)連携分野
・風力発電
・太陽光発電
・スマートグリッド/エネルギー・マネージメント
・水素
(2)実施内容
・相互間での情報交換と情報発信
・年次会議を開催することによる経験の共有と将来の協力強化
・両地域での産業、教育、研究分野における関係者の研究開発プロジェクト創出のための
支援
・会議、ワークショップ、派遣団訪問の開催
・両地域の企業、大学・研究機関へのネットワーキング支援