2021/01/05
2020年12月15日(火)、再エネ研究会太陽光・エネネット第2回合同分科会として、県内スマートコミュニティ先進地の見学会会が開催されました。今回はハイテクプラザを出発、葛尾村スマートコミュニティ、浪江スマートコミュニティ、そして福島ロボットテストフィールドという見学コースとしました。またコロナ禍であることに鑑み、参加者はエネネット分科会大谷会長ほか20名までとし、感染予防措置を万全にするととともに、3密を避けるため大型バスによる移動としました。
はじめの葛尾村では、葛尾創生電力の松本社長(葛尾村長)のご挨拶に続き、鈴木副社が葛尾村スマートコミュニティ事業について説明されました。約8億円の事業費で2018年12月から施工開始となり、主な設備として太陽光発電1.2Mw、蓄電池3MW 、自営線5km、スマートメータやCEMS などを導入し、この2020年12月からいよいよ事業がスタートとなっています。説明のあと、バスで移動し自営線設備そして蓄電池などを見学、現地で質疑応答を交え説明を受けました。設備導入から運用開始まで様々な苦労があったこと、しかしその経験を今後の運用や新たなスマートコミュニティへ生かしていくことが重要という説明に、参加者一同は多いに納得した様子でした。
資料:葛尾再生電力(株)資料 |
一行は次に浪江町へ向かい,まずは新しくオープンした道の駅でランチをとり、その後、スマコミの一環として道の駅に整備された燃料電池や水素蓄積のためのカードル、そして屋内の再エネ見える化システムを見学しました。次いで場所を移し、庁舎に隣接するEVおよび充電施設の整備状況を見学、また外観だけであったがNEDOによる水素製造施設FH2Rを見学しました。
最後に南相馬のふくしまロボットテストフィールドへ向かいました。この施設は実物大のトンネルや橋梁モデルを有し、当日も企業による実験が行われていました。再エネに関しては、本施設は風力発電設備メンテナンスのためのドローン実験にも使われており、産総研FREAのチームも参画していることから、参加者には今後の再エネ実験活用へのヒントが得られたのではと思います。一行は次に浪江町へ向かい,まずは新しくオープンした道の駅でランチをとり、その後、スマコミの一環として道の駅に整備された燃料電池や水素蓄積のためのカードル、そして屋内の再エネ見える化システムを見学しました。次いで場所を移し、庁舎に隣接するEVおよび充電施設の整備状況を見学、また外観だけであったがNEDOによる水素製造施設FH2Rを見学しました。
今回の見学はコロナ禍のため参加人数もかなり絞っての実施でしたが、参加者からは、スマコミの先進地をまとめて見学できたこと、また担当者と直接意見交換ができたことなど、おおむね好評で、次回の見学会にも期待しているとの声がありました。
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